2019年04月09日

複式簿記を応用した「新・家庭経営ソフト」(2)

日本初!複式簿記を応用した「新・家庭経営ソフト」(2)

家庭決算書は、財産対照表と消費損益計算書という2つの報告書から構成され、両者はシステム的に結びついています。財産対照表と消費損益計算書という二つの報告書の中身を分析することにより、家庭のさまざまな現状を明らかにすることができます。
財産対照表の正味財産の増加(または減少)と消費損益計算書の当期消費損益は、常に一致しています。
財産対照表と消費損益計算書は常に連動し、家庭の財産の状況と損益の状況を示しますから、これらを利用することにより、家庭の全体状況を管理することができます。

1、財産対照表で分かる家庭の現状

財産対照表は、「資産の合計」と「負債+正味財産の合計」が常に一致(バランス)しています。

     「資産の合計」=「負債+正味財産」の合計

この財産対照表を見ると、家庭が健全な状態だとか、または債務超過の状態だとか、家庭の現状を理解することができます。
ローンなどの借り入れが全くない場合には、資産と正味財産の金額が同じになります。

負債が資産より多い場合(資産<負債)には、債務超過の状態と言い、 正味財産は マイナスとなってしまいます。
この場合は、資産をすべて売却して負債を返済しても、なお、負債が残ってしまうと いう状態になっていることを表しています。したがって、もし自分たちの財産対照表がこのような状態になっていることが分かったら、家庭の改善策を考えることが必要と なります。

 家庭の健全度を見るひとつの目安として、「財産率」があります。

「財産率」とは、正味財産を資産合計で割った割合を言います。

 財産率(%)=正味財産÷資産合計×100

この財産率を計算して、財産率が50%以下になってきたら、家庭の注意信号と考えるとよいでしょう。

2資産の中身を見る
  
資産の中には、すぐに現金化できる現金や普通預金と、現金化に時間のかかる
不動産や車などがあります。また、負債にはキャッシングやクレジットカード
の支払いなどすぐに返済すべきものと、住宅ローンや割賦代金の返済など長
期間で返済するものがあります。
短期間で現金化できるものとすぐに返済すべきものを比べたとき、すぐに返済
すべきものの金額が短期間で現金化できるものの金額より大きい場合には、家
庭の資金繰りは苦しくなります。


3負債の発生とその原因

負債とは、いずれ支払わなければならない債務のことですが、その発生原因には、「資産の購入」の場合と「消費」の場合があります。

「資産の購入」の場合とは、住宅の購入や車などを購入した場合に、住宅ローンや自動車ローンなどを組むことによって生ずる負債を意味します。
この場合には、財産対照表の資産に土地、建物またはマンションや車両が計上され、購入後には正味財産の増減は生じません。

「消費」の場合とは、カードで洋服を購入したり、無担保ローンで海外旅行に出かけたりした場合に生ずる負債を意味します。
この場合には、財産対照表には資産が計上されず、負債だけが計上されることになり、正味財産が減少することになります。
たとえば、クレジットカードで買い物をした場合は、先に消費が行われ、お金の支払いは後になります。
この場合、消費損益計算書に消費が計上され、財産対照表には負債が計上されます。
背広を購入したり、レストランなどで食事をしたりして、クレジットカードで支払いをした場合には、消費損益計算書に衣料費とか外食費(または交際費)という消費が計上され、財産対照表にカード未払金という負債が計上されます。
また、後日、カード決済日にお金の支払いが行われたときには、財産対照表の現金や預金が減少し、同時にカード未払金という負債が減少します。この時には、消費損益計算書には何も計上されません。


消費損益計算書から分かること

ある年の当期消費損益が悪化した場合、なぜ悪化したのかという理由を知ることが重要です。

悪化した理由が、例えば、冷蔵庫が突然壊れて買い替えをしなければいけなくなったためといったイレギュラーな消費である場合には、その悪化は継続しないと予測できます。
また、その理由が毎年同じ月に同じ原因で悪化しているのであれば、来年も同様に悪化することが予測できます。
家計のデータが蓄積されれば、家計の中でウェイトの高い消費を把握したり、家計の消費構造の変化や傾向もつかめたりしてきます。

さらに、消費損益計算書の月次の推移や年次の推移を見て、比較分析することにより、家庭の実態がより理解され、家庭経営に役立てることが可能となります。




日本初!複式簿記を応用した「新・家庭経営ソフト」

 クレジットカードの普及、有価証券投資、各種ローンやキャッシングの発達など、家計を取り巻くマネー事情は多様化しています。複雑な取引を総合的に管理するためには、どれほど使い勝手を工夫しても単式簿記の家計簿には限界があって、企業会計で用いている複式簿記を応用するしかないことは専門家の間では“常識”でした。しかし、企業会計ソフトをそのまま家計簿に転用しても、「借方」「貸方」といった簿記の知識がない人には利用してもらえません。

簿記の知識がない人にも、一般的な家計簿ソフトを使いこなす感覚で利用できる複式簿記ソフトが作れないものか――。そうした目的で開発したのが「家庭決算書」です。

2002年11月、プレジデント社発刊の「家庭決算書」の付録として第一弾のCD-ROMソフトを発表してから17年。利用者の声を反映して操作性の向上や機能性の拡充に取り組んできました。

「家庭決算書」は日々の取引の一つ一つが「消費損益計算書」と「財産対照表(バランスシート)」に連動しているので、企業経営者が財務諸表から経営状況を読み取る感覚で、家計の全体状況をリアルタイムで把握することができます。

クレジットカードをよく利用する方、有価証券投資を行っている方、住宅ローンを抱えている方やパスモ・スイカなどを利用されている方にも、とくにお勧めしたい「家庭経営ソフト」です。
   (開発者/依田宣夫・公認会計士)


  ソフト「 家庭決算書」

会計期間    1月1日から12月31日まで

  簿  記     家庭簿記(家庭用複式簿記)

  ダウンロード版  (株)ベクターにて販売

スタンダード版  1,500円(税抜)
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/home/se516685.html

スタンダード版の特徴は、以下の通りです。
■主な特徴
(1)「現金」「普通預金」「クレジットカード」「電子マネー」の専用項目
   普通預金は30口座、クレジットカードは30社設定できます
(2)「消費損益計算書」「財産対照表」「科目月別残高」「予算実績対
   照表」の科目名をクリックすることでいつでも元帳が参照できます
(3)月次の予算・実績の差額集計だけでなく、予算・実績の累計差額も
   自動計算できます
(4)消費損益計算書に収入に対する消費割合が自動計算で表示されます
(5)初期設定の追加・修正がしやすくなるように、財産対照表の科目を
   クリックすることで初期設定の変更画面に戻れるようにしました

 
プライベート版 1,500円(税抜)
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/home/se516691.html

プライベート版は、主として、社会人として自立している人たちが、
 自分らしい家庭生活を築くための会計情報を提供するために開発されました。
 プライベート版の特徴は、以下の通りです。
■主な特徴
(1)主に社会人として自立している人達を対象
(2)カード管理が可能(クレジットカード、電子マネー、カードローンなど)
(3)カード管理のための新しく科目を設定
  財産対照表に「電子マネー」「カードポイント」「カードローン」
  消費損益計算書に「カードポイント収入」「カードポイント損失」
 「カードローン支払利息」

 
ファミリー版 2,000円(税抜)
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/home/se516701.html

ファミリー版は、夫婦別々にお金の管理をしたい方、複式簿記の仕組みを
 子供に教えたい方など、家族4人まで、個別のパスワードで入力できる
 ソフトです。
ファミリー版の特徴は、以下のとおりです。
■主な特徴
(1)一つのソフトで、家族4人まで入力できます
(2)夫婦や親子が、それぞれ各人別に使えます
(3)パスワードを各人別に設定できます
(4)お互いのデータは、パスワードを入力しないと閲覧できません
(5)複式簿記の仕組みを子供に教えることができます
(6)個人事業をしている方で家庭と事業を区分して管理することもできます

  
 家庭決算書ができるまで


 (1) スタート       インストール           

     はじめの財産対照表の作成


(2) 消費生活     入力処理      取引内容   

   (収入―消費)  ・現金        現金取引

             ・普通預金      預金取引 

             ・カード購入     カード購入取引

             ・現金・預金以外   現金・預金以外の取引


家庭決算書  月次の家庭決算書の作成 

        毎月の取引の記帳・分類・集計

  ・月次財産対照表

 ・月次消費損益計算書

    分 析

     ・科目月別残高

     ・予算実績対照表

(3)年の終わりに

決 算     

 ・時価評価   資産などの評価替え

 ・本年度の家庭決算書の作成   

財産対照表

      消費損益計算書

(4)翌年への繰り越し    

来年度の財産対照表の作成

(5)新しい年のスタート    

繰り越した財産対照表

    家庭経営と家庭決算書
   http://www.kateikeiei.com/
posted by 依田宣夫 at 11:23| Comment(0) | ソフト「家庭決算書」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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