2010年12月05日

家庭決算書って?



 ハッピー・エンディングさんのブログ

     家庭決算書って?

    家庭になぜ家庭決算書が必要なのか
   
http://blog.genzo.jp/?p=91  

   家庭決算書って?
rocksanta / 2010-09-18/ Posted in ファイナンシャル・プランニング / No Comments ≫

複式簿記とは懐かしい
ファイナンシャルプランナー(FP)の勉強会に参加して、家庭決算書について学びました。
複式簿記という懐かしい用語に触れ、簿記の基礎知識がない私はちょっと身構えました。それ自体は決して複雑なものではないのですが、なぜ家庭に決算書が必要なのか考えさせられました。


ファイナンシャルプランニング
通常、ファイナンシャルプランナーがライフプランを検討するとき、キャッシュフロー表を作ります。キャッシュフロー表のもとになるのは、下記のものが中心になります。

家族構成
 子どもの成長、親の退職などのライフイベントに着目する。

前年度の収支
 単純には収入と支出ですが、実際には大きく下記のように分けることが必要です。

  【収入】
  給与収入(年齢によって増減するが、定年までは概ね一定の収入と考えられる)
  その他の収入(家賃収入など、年齢によらず収入が見込めるもの)

  【支出】  
  生活費(家族の人数や年齢によって変動するが、基本的に必要なもの)
  住居費(生きている限り発生するもの)
  住宅ローンなどの債務、保険など、期限まで払い続けるもの
  旅行や車の購入など、趣味のもの、毎年一定額で発生するわけではないもの

これらの将来的な変化をライフイベントに応じて、将来を見積もるのがキャッシュフロー表です。お金の流れを見ることが目的です。


家庭決算書は何でしょうか?
家庭決算書は、家庭の資産と負債のバランスを見るものです。これは、単なる1年間の収支で見るのではなく、その時点のその家庭の資産と負債を見ることが一番の目的です。不動産を持っているならその資産価値を、住宅ローンがあればその負債総額を、その時点で計算するのです。


相互に補う
キャッシュフローはお金の流れに着目し、不確かな部分を含みますが、将来に渡りお金が不足する事がないかを予測します。家庭決算書は、その時点の資産を見ます。その時点の正確な資産です。

両者は違うものですが、家庭決算書によって現状を正しく見れば、キャッシュフローに生かすことができます。両者は補い合うと、より正確なキャッシュフローが書けるのではないかと思います。どうファイナンシャルプランニングに生かすか、引き続き考えていきたいです。






 ホームページ

  「家庭経営と家庭決算書」 
  
   
   http://www.kateikeiei.com/ 




 トピックス
               複式簿記を応用した

              XP対応:「家庭決算書」 ダウンロード版
 

             2011年(平成23年)版「家庭決算書」
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 (参考)

             依田宣夫の
 
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 http://www.geocities.jp/kateikessan/bokikenntei/bokikenntei.html



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2010年01月29日

専門家のコメントその2

消費者はどう行動するか
http://www.osakagas.co.jp/cel/pdf/f030219a.pdf#search=

規制緩和、環境問題の圧力など、ガス事業者のみならず、エネルギー事業者は大きな経営環境の変化に直面しています。一言で言えば、従来の公益事業的発想では時代に追いつけなくなってしまい、今後は普通のサービス業としての振る舞いが求められることになります。それをもう少し象徴的な言い方で表現するならば、供給重視から需要重視へということになるのではないでしょうか。
もちろん、エネルギー事業者が、今までお客さまをないがしろにしていた訳ではありません。しかし、少なくともエネルギーそのものを家庭に販売する面に関しては、総括原価方式や限られた競争環境の下、お客さまとは何かを知ろうというインセンティブは十分なものではなかったように思います。逆にいえば、今後、「お客さまを知る」という努力が一層重要になるだろう、これがこの連載における最大の問題意識です。
第1回は身近なトピックとして、家計簿の話から始めましょう。身近といっても日本全国で家計簿をつけているのは、全家庭の3分の1程度だそうです。その上、家計簿は、主婦がつけるものというイメージが一般的で、余り馴染みはないかもしれません。ところが最近出版された「家庭決算書」(依田宣夫著・プレジデント社)では、(夫でも妻でもいいのですが)「家庭経営者」たる人物が責任を持って、しかも複式簿記方式で
家計簿を管理することを提唱しています。ご承知の通り、普通の家計簿といえば、支出と費目のみを記帳する、いわゆる「単式簿記」方式がほとんどです。ではなぜ、複式簿記方式でなければならないのか。また、家庭経営者とは何を指しているのでしょうか。
それらを考えるにあたっては、お客さま側も、エネルギー事業者と遜色がないぐらい大きな環境変化に直面しているという事実を認識する必要があります。足下では長引く不況と雇用環境の悪化、長い目で見ても少子高齢化や社会保障水準の低下懸念等があります。大きな流れでいえば、経済社会を活性化するために、国は市場の機能を活用しようとし、結果として自由・競争と自己責任がセットでお客さま=生活者に降りかかって来つつあります。
生活者を取り巻く「リスク」(チャンスもですが)が増大し、その下で適切な意思決定をしなければならなくなっているということです。つまり、普通の生活から、より戦略的な生活への変化が求められていると言えるでしょう。この文脈で、家計簿の話を思い返していただくと、理解がしやすくなると思います。
生活者は、自らを取り巻く外部環境を適切に把握し、自らの目的を遂行するため、戦略的な意思決定を行わなければなりません。そのためには単なる生活者ではなく、自らを家庭経営者だと認識し、家庭(家計)に関する情報を十分に整理して理解しておく必要があります。そのためには、単なる
お金の出入りだけを記録する単式簿記ではなく、家計の資産や負債の状況を把握し、資金を調達し、住宅建設や教育などの投資をいかに行っていくべきかを統一的に判断することのできる、複式簿記方式での生計管理が必要だということです。
もちろんこれまでにもマネー(マイクロソフト)などの資金管理ソフトは存在しました。しかし、会社経営の実例が家庭経営に参考になるのであれば、複式簿記式家計簿というのはそれらと整合的でわかりやすいツールになり得ます。複式簿記式家計簿は理解に若干の努力が必要ですので、これが一般に定着するかどうかはやや疑問ですが、少なくともそのようなことが議論されるような時代になったという認識が重要です。
ただ、家庭の経営は、ある意味で会社経営よりも複雑です。利益だけを追求するのではなく、資金繰りを適切に行いつつ、生活の満足を高めるための活動をいかに行うかという、複雑で多様な価値の追求が家庭経営です。そこでは、今まで論じたような、合理的な発想だけでは十分ではありません。時には合理性とは別の考え方が必要なのではないでしょうか。これがこの連載のもう一つの問題意識で、それをこれから「適応的」行動というキーワードで論じていきたいと思います。
例えば、時間や情報処理能力の制約の中で、さまざまな利害に配慮しつつ、判断を行わなければならないとき、すべての情報を統合した上で「最適化」するこ
とは実際上、難しいことがあります。そんな時、間違いを起こす危険性は高いけれども情報処理節約的な、ヒューリスティクス(ここでは直感的な状況判断ぐらいに考えておいてください)という方法を利用する場合が多く見られます。それは生活者にとって良い判断なのかどうか。また、エネルギー事業者がそれにどう対処すべきなのかということは、重要な論点だと思います。合理的経済人による家庭経営と、適応的社会人による家庭運営、生活者はその両方を求められているとの考えのもと、やや後者に重点を置きつつ今後論じていきたいと考えています。
(学習院大学経済学部特別客員教授(当時) 豊田 尚吾)


         
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2010年01月22日

専門誌FPジャーナル2009年12月号で 紹介されました。

 ファイナンシャルプランナーの専門誌FPジャーナル2009年12月号で
 家庭決算書が紹介されました。
  http://www.jafp.or.jp/planners/journal/jnl_data/jnl119/jnl119_1.shtml

FPジャーナル2009年12月号:会員投稿コーナー
家計管理の方法としての家庭決算書の見方・役立て方『FPジャーナル』では、継続教育の一環、会員の皆さまの情報共有として会員ご自身のFP実務やご提案など、幅広いテーマによる投稿をご紹介しています。
今月号は、宗氏による「家庭決算書」についての見解です。協会のテキスト『パーソナルファイナンス』のキャッシュフロー報告書、バランスシートの部分と比較して読んでみましょう。

CFP®認定者 宗 長正

(そう・ながまさ)宗FP綜合事務所代表。公認会計士事務所・税理士事務所で、法人・個人の決算業務、税務申告および経営相談を経験し、独立系FPとして福岡市で独立。「中立・誠実・進歩」を心がけ、ライフプランに基づく個人相談・各種セミナー・執筆活動などを行う。

はじめに

 私たちの家庭は、今まで主として単式簿記による現金収支型の家計簿を使って家計を管理してきました。しかし、この方法にはローン・クレジットカードなど現在の生活様式の変化に基づくお金の取引形態の変化に十分な対応をすることが難しい点があります。
 そこで、世帯の過半数を超える給与所得者のために、家庭の会計情報として複式簿記を利用して家庭用に作られた「家庭決算書」の見方・役立て方について紹介します。

家庭決算書が必要な理由

 家庭決算書は、次の理由により必要と考えられます。
 まず、家計のなかに現金以外の取引が増加したことです。生活様式の変化により、家計のなかにローン・クレジットカードなど現金以外の取引が増えると、現金収支型の家計簿ではその取引の総体を表現できません。
 次に、現金収支だけの資産管理は難しいことです。例えば、株式を購入すると現金は減りますが、実際は現金が株式に変わっただけで資産全体ではマイナスではありません。
 また保険積立金は、保険料の支払いで現金は減りますが解約返戻金は将来の資産の一部です。以上のように、現金収支だけでは複雑化した家計管理に対応できません。
 つまり、家庭全体の損益の状況や資産・負債の変動を十分に把握するために「家庭決算書」が必要とされます。

家庭決算書の目的

 家庭決算書とは、企業の決算報告で使う「貸借対照表・損益計算書」を家庭用に応用したものです。家庭決算書は、複式簿記を利用してすべての取引を仕訳し、分類・集計して「財産対照表」と「消費損益計算書」を作成します。


ポイント
(i) 財産対照表
家庭の「財産」の状況(資産・負債・正味財産)を明らかにする。
(ii) 消費損益計算書
家庭の「収入」と「消費活動」の状況を明らかにする。

家庭決算書の作成プロセス
 家庭決算書は、次のようなプロセスに従って作成されます。
(i) スタート
はじめの「財産対照表」の作成(現在の家庭の財産状態が、健全か債務超過かを知る)
(ii) 消費生活
1年間のすべての取引を仕訳し、科目ごとに分類・集計
(iii) 年末(決算)
家庭決算書(次の2つ)を作成
財産対照表、消費損益計算書
(iv) 翌年への繰越
財産対照表の繰越


家庭決算書の表示内容

I.財産対照表
(i)その区分は図表1のように左側に資産、右側に負債と正味財産で構成されています。


 図表1■財産対照表 資料:筆者作成
資 産 負  債
    正味財産
合計   合計

(ii) 表示内容は、家庭の「財産」の状況を明らかにするために「資産」の合計−「負債」の合計=正味財産を計算し、わが家の「資産のゆとり」がどの程度か把握します。
[1]資産
 資産とは、家庭で所有しているもののうち現金化できるもののこと。例えば、金融資産(現金や貯金・有価証券など)、不動産(土地・建物・マンションなど)、動産(車両など)、解約返戻金のある保険積立金などです。なおその金額の計上は、家計の実態を正確に表現するために「時価」評価(いま売ったら、いくらか)します。
[2]負債
 負債とは、家庭でいずれ現金で支払わなければならない債務のこと。例えば、借入金(住宅ローン・教育ローンなど)、カード未払金などです。
[3]正味財産
(i) 正味財産とは、家庭の資産をすべて現金化して負債をすべて返済したときに手元に残る現金のこと。これは家庭の「本当の財産」を意味します。
(ii) その計算方法は、「資産合計」から「負債合計」を差し引いた金額です。
(iii) その区分は、その発生原因により次の3つになります。 当期消費損益…当年度の給与、資産運用などにより得た収入で、消費生活をした結果として築き上げた財産を意味します。
留保財産…当期消費損益の前年までの累計額を意味します。
家族財産…相続や贈与により父母などから譲り受けた財産や、結婚時の持参金など外部の力によって築かれた財産を意味します。


II.消費損益計算書

(i) その区分は、図表2のように収入・消費・特別収入・特別消費の4部門で構成されます。
(ii) 表示内容は、1年間の家庭生活の消費活動の状況を明らかにするため、次の算式により当期消費損益を計算します。
収入(収入+特別収入)−消費(消費+特別消費)=当期消費損益
(iii) 財産対照表との関係
当期消費損益がプラスの場合は、「正味財産」は増加し、マイナスの場合は「正味財産」は減少します。つまり、当期消費損益の増減と「正味財産」の増減は、一致するという仕組みで連動しています。

 図表2■消費損益計算書 資料:筆者作成


(1) 収入とは、主に労働の対価で「給料・賞与・家族収入・年金その他収入」に区分されます。
(2) 消費とは、家庭生活の消費活動のために消費されるもので「日常生活費・その他生活費・税金等」に区分されます。
(3) 特別収入とは、資産の運用・家計外部の経済要因により発生する収入で、「受取利息・受取配当金・有価証券売却益・資産の評価益」などです。
(4) 特別消費とは、借入金・家計外部の経済要因により発生する消費で、「借入金の支払利息・有価証券売却損・資産の評価損」などです。

家庭決算書の見方・役立て方

 家庭決算書について、財産対照表と消費損益計算書の中身を分析することにより、家庭経営にいかに役立てるかを見ていきましょう。

I.財産対照表
 この財産対照表を見ると、家庭の財産がいま「健全」な状態か、または「債務超過」の状態かの家庭の「財産の現状」を理解できます。
[1]健全な状態のとき
 資産が負債より多い場合には、正味財産はプラスとなり、家計は「健全」な状態です。
[2]債務超過の状態のとき
(i) 資産が負債より少ない場合には、正味財産はマイナスとなり、家計は「債務超過」の状態です。
(例)資産1,000−負債1,500 = 正味財産▲500
これは、資産をすべて売却して負債を返済してもなお負債が500残る状態を表しています。
(ii) わが家の財産対照表が債務超過の状態になった場合は、早急に家計の「改善策」を立てることが必要となります。

II.消費損益計算書
 家計の消費損益のデータが蓄積されれば、家計のなかでウエイトの高い消費を把握したり、家計の消費構造の変化や傾向もつかめます。
 そこで、消費損益計算書の年間消費損益の推移を見て、継続的にマイナスの場合には、次の具体的対策を立て家計全般を見直す必要があります。


具体的対策 (i) 大きな支出を見直す(住宅資金・教育資金・生命保険など)
(ii) 収入を増やす
(iii) ライフプランの予算額を見直す
(iv) ライフプラン自体を見直す

III.財産対照表と消費損益計算書の関係
 家庭決算書では、財産対照表と消費損益計算書が家計の両輪となって常に連動し、家庭の「財産」の状況と「損益」の状況を示します。
 したがって財産対照表と消費損益計算書を利用することにより、家計の「全体状況」を管理することができます。

IV.まとめ
 家庭決算書は、その作成過程において仕訳・記帳という事務的な負担を伴いますが、財産対照表と消費損益計算書を分析することにより、家計「全体」の財産と損益の現状をリアルタイムで明らかにすることができます。
 また家庭経営という面から見た場合には、家庭の経営者がわが家の「生活設計」をするときに、「家庭決算書」という会計情報を持つことにより家族のライフプランや夢を実現するのに役立てることができます。

   
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